第1部|読む
数字だけでなく、「どんな問題か」を見ながら考える。
渋渋社会の中心は、単純な暗記でも、長い記述の量でもありません。資料の手がかり → 既習の社会科知識 → 別の知識や社会現象へのつなぎ直しです。
ほぼすべての問で、資料を読みます。
問単位86のうち、資料読解フラグが付くのは82(95.3%)。地図・統計・史料・記事・会話など、提示された情報を使わないと答えが決まりません。
ただし「資料さえ読めればよい」わけでもありません。知識再生も前提として必要で、資料と知識の両方がそろう出題が標準です。
この順番が、渋渋社会の型です。
一つの大問の中で、分野が動きます。
主分野は歴史37・地理26・公民23。加えて分野横断フラグは55(64.0%)。鉄道と環境、陶磁器と貿易、労働史と現代制度のように、領域をまたいで考えさせます。
時事は「知っているか」より「つなげられるか」。
時事フラグが付く問は26(30.2%)。テレワーク、外国人労働者、選挙や国際関係など、直近の社会変化が入口になります。必要なのはニュース暗記そのものより、公民・地理の知識へ接続する力です。
記述を含む問は16(18.6%)。量は多くありませんが、条件を落とさず短くまとめる練習は必要です。
家庭で見るべきは、この4つです。
資料の根拠
どこを読めば候補が絞れるかを取り出す
知識の呼び出し
地名・制度・時代の知識を文脈に合わせる
つなぎ直し
因果・比較・統合へ一段進める
分野の往来
大問の途中で領域が変わっても追う