食塩と製塩
溶解度・濃度の関係を前半で作り、海水からの製塩へ転用します。
桜蔭の理科を見ていると、「習ったはずなのに解けない」と感じる場面が少なくありません。扱う内容は小学校理科の延長です。ただし問題になると、その場の科学情報を整理し、条件を動かし、前半で得た関係を後半へ持ち越して転用することを求められます。
108設問のうち21問。知識は必要ですが、それだけで終わる問題は少数です。
87問。覚えたことを、その場の条件と前半の関係に合わせて使い直す問題が中心です。
108設問のうち75問(69.4%)は「その場情報が決定打」と分類しました。問題文・表・実験条件がその場で答えの根拠になります。
桜蔭の大問は、毎年4分野(生物・化学・物理・地学)がそろいます。題材はモンシロチョウ、酸性雨、食塩と製塩、光と回転鏡……と変わりますが、共通するのは前半で作った関係を、後半の新しい条件へ持ち越す流れです。
知識を足す前に、その場の情報で「何が分かったか」を一行にまとめる力が効きます。
大問の途中で「いま分かった関係は何?」と一行で言わせてください。桜蔭では、この持ち越しができるかどうかで得点が大きく分かれます。
条件操作は72問(66.7%)、実験・仮説検証は37問(34.3%)。主能力では数量モデル27・知識再生21・転用16・因果推論15が上位です。分野は生物・化学・物理・地学が5年で各大問5本ずつとバランスが取れています。
転用フラグは43問(39.8%)。主能力としての転用も16問あります。物質の性質や現象のルールを、同じ大問の後半や近縁の場面へ持ち越す型が繰り返し出ています。
溶解度・濃度の関係を前半で作り、海水からの製塩へ転用します。
配偶行動の条件を整理し、近縁種の場面へ持ち越して考えます。
反射のずれから回転角・往復時間・光速へと、関係を段階的に継ぎます。
桜蔭は毎年、生物・化学・物理・地学を各大問1本ずつ出します(5年で各分野5大問)。年度ごとの4テーマは下のとおりです。
桜蔭理科108設問の出題傾向をもとに、7つの力について「自信がある/たまに迷う/苦手」の3段階で自己チェックできます。よく出る力ほど、優先順位が上がります。
合格の可能性や偏差値は出しません。次にどの力から手をつけるかの目安だけをお伝えします。結果はこの端末にだけ保存されます。
※ 出題数は108設問を診断ドメインで数えた参考値です。実際には複数の力が同時に要る問題もあります。
桜蔭理科で必要になる「条件を整理する」「関係を持ち越す」「別の場面へ転用する」を、ステップ☆ナビの桜蔭理社対策で練習できます。