開成理社対策/理科データラボ

開成理科|2022–2026

開成理科は、
どんな考え方で、何を見ているのか。

「難しい」「実験が多い」だけでは、家庭で何を鍛えればいいか分かりません。そこで5年分を答えひとつずつに分けた170個に整理し、実際の出題例をたどりながら必要な力を読み解きました。

問題本文・選択肢・図版は転載せず、公開問題をもとに「何を問う問題だったか」を独自に要約しています。設問分析・平均点とも2022〜2026年です。

第1部|読む

数字だけでなく、「どんな考え方か」を見ながら考える。

開成理科の特徴は、用語を知っているかどうかだけでは見えてきません。ここでは平均点の動きと、5年分・答え170個の中身を交互に見ていきます。

01

平均点は年で動く。差は毎年5点前後残る。

理科は70点満点。受験者平均は2022年48.6点〜2023年56.9点のあいだで動きます。合格者平均との差は5年平均で約5.3点

理科だけで大きく逆転する科目ではない一方、取りこぼしがそのまま差として残ります。だから「難問を当てる」より、「考え方の型を落とさない」ことが先です。

合格者との差5.3

合格者平均−受験者平均
5年平均

学校公表の平均点(70点満点)詳細は平均点ページでも確認できます
2022

受験者 48.6 / 合格者 54.0

差 5.4点。この5年で受験者平均が最も低い年。

2026

受験者 48.7 / 合格者 55.0

差 6.3点。直近年度でも差は残ります。

02

5年でいちばん多いのは「基礎知識」。ただし「数で考える」力も厚い。

問われている力で見ると、基礎知識66個(38.8%)。次いで数で考える43、位置と時間の変化18、図や言葉で表す16です。

基礎知識は最多ですが、それだけで終わりません。資料を読み、数の関係を整理し、位置と時間の変化を更新する工程が重なります。

いちばん多い力38.8%

基礎知識
66 / 170問

「数で考える」の中身条件を式や時系列の計算に落とす
2026|大問4 問1

餌の提示間隔と処理時間で摂取量を出す

大餌・小餌の処理時間と提示間隔から、60秒間の摂取量を時系列で計算する。

数で考える生態
2026|大問3 問2

鏡の最小長を視線の交点から求める

2つの像を同時に見るために必要な鏡の長さを、幾何の関係から求める。

数で考える空間
03

つまずきの上位は知識不足ではなく、「比べ方」「位置・向き」「変化の途中」。

5年分・答え170個のつまずきでは、似た知識の取り違え45/比べる相手の取り違え29/位置や向きの取り違え19が上位です。

用語の取り違えに加え、比較軸のずれや位置や向きの取り違えの更新ミスが重なります。知識の有無だけでは説明できません。

開成理科は、覚えた知識を
「どの条件で」「何と比べて」使うかを見ている。
つまずき上位
45似た知識の取り違え
29比べる相手の取り違え
19位置や向きの取り違え
つまずきの型が表に出る例同じ資料でも、見る場所がずれると終わる
2026|大問2 問1

気温グラフに合う日照・降水を対応付ける

形の似た複数グラフから、対応するものだけを選ぶ。比較軸がずれると誤答になる。

資料を読む比べる相手の取り違え
2026|大問4 問3

大餌を多く取る理由を処理時間の考えで説明

小餌を見送ることで同時間の摂取量が増える、という関係を説明する。

数で考える変化の途中を見失う
04

単元は4つに分かれるが、求める力は横断する。

単元の上位は動物・昆虫・生態30個/気象・地層・地震24個/力・ばね・ふりこ・ゴム23個/水溶液・物質22個(答え単位)。

題材は違っても、温度変化の予測も、鏡の作図も、採餌の計算も、「条件を固定して関係を動かす」点は共通です。

よく出る単元(答え個数)
  1. 30 動物・昆虫・生態
  2. 24 気象・地層・地震
  3. 23 力・ばね・ふりこ・ゴム
  4. 22 水溶液・物質
単元が違っても考え方は似ている横断して練習する意味
2026|大問1 問7

室温を35℃に変えたときの温度変化を予測

周囲との温度差という同じ考え方を、条件を変えたあとに持ち替える。

数で考える
2026|大問3 問5

鏡①・鏡②の順に像を段階作図

一回の反射で終わらず、像を次の入力にして更新する。

図や言葉で表す

開成が求めていること

具体的な問題まで見ると、開成理科に必要な力が見えてくる。

01

資料を読む

気温・日照・温度表などから、答えに使う値と傾向だけを取り出す。

02

数で考える

変化速度・摂取量・鏡の長さなど、数の関係を式や比にして扱う。

03

位置と時間の変化

鏡像・天気の前後・操作の順序を、基準を固定したまま更新する。

04

実験で確かめる/図や言葉で表す

測定条件の妥当性を判断し、作図や短文で指定形式に出す。

ここまで読めば、開成理科の難しさは難問の多さではなく、条件を読み、整理し、基準をずらさず、指定形式で出し切ることだと分かります。

第2部|診断する

「開成に必要な力」は分かった。
では、いまの自分はどこを優先すべきか。

5年分・答え170個から抽出した力の整理をもとに、12問・約7分で確認します。開成の過去問そのものではなく、必要な力を測るためのオリジナル問題です。

診断だけでは終わりませんできなかった × 開成5年でよく出る

→ 最優先で対策

同じ不正解でも扱いを変えますできなかった × 出題が少ない

→ 今は後回しも選べる

正解にも意味をつけますできた × 開成5年でよく出る

→ 本番の得点源候補

無料 / 登録不要

開成理科・優先順位診断

表では4つの力、詳細では開成5年の力分類に対応させます。12問なので合格可能性や偏差値は出さず、家庭で見る優先順位を返します。

  • 資料を読む
  • 数で考える
  • 位置と時間の変化
  • 実験で確かめる/図や言葉で表す

第3部|出題で確かめる

診断結果を、実際の開成の出題で確かめる。

主役は集計表ではありません。診断済みなら、あなたが弱かった力・強かった力から関連する問題例へ降りられます。未診断でも自由に探索できます。

診断と連動

まだ診断結果は反映されていません。

上の12問を受けると、「最優先」「得点源候補」「後回し候補」の力から開成の問題例を見られます。

無料診断へ戻る
自由探索する場合
条件で探す5年分・答え170個から問題例を探す

該当する問題例

分類だけでなく、「何を問う問題だったか」を見られます。

さらに集計データを見る力・単元・年度

問われている力の内訳

単元の内訳

年度別件数

現在の条件に合う設問が各年度に何件あるか。

FAQ

開成理科について、よく聞かれること。

回答は5年分・答え170個の集計と、開成学園が公表した平均点にもとづきます。

開成中学校の理科は何点満点で、平均点はどのくらいですか。

70点満点です。学校公表の入試結果によると、2022年度から2026年度の受験者平均は48.6〜56.9点、合格者平均は54.0〜61.5点の範囲で推移しています。

開成の理科は難問が多いのですか。

一問ずつ見ると、単独では標準的な考え方が中心です。難しさは1問ごとの難易度よりも、長い問題文から条件を取り出し、数の関係を整理し直す工程の多さから生じています。

開成の理科でいちばんつまずきやすいのはどこですか。

5年分・答え170個の分析では、つまずきの上位は「似た知識の取り違え」「比べる相手の取り違え」「位置や向きの取り違え」です。知識の取り違えと、比較・空間の考え方のずれが重なります。

掲載されている設問分析はすべての年度分ありますか。

はい。2022〜2026年の答えをひとつずつに分けた170個を同じ基準で分析しています。平均点の推移も学校公表の5年分を掲載しています。出典確認の深さは設問により異なります。

分析に使っている問題や解答の出典は何ですか。

平均点は開成学園が公表した入試結果、問題は四谷大塚等が掲載する入試問題PDF、解答は大手塾の解答速報を参照しています。問題本文・選択肢・図版は転載していません。

INDEX

知りたい切り口から、詳しい分析ページへ。

答えをひとつずつに分けた170個を、必要な力・つまずきやすいところ・単元・年度で切り分けたページです。それぞれに実際の出題例を載せています。

開成理社対策|データラボ

社会と理科を、同じ基準で並べて見る。

どちらもステップ☆ナビの開成分析です。理科は5年分・答え170個、社会は5年分・答え284個。

第4部|練習へ

「何が弱いか」「開成でどう出るか」が分かったら、次は練習へ。

このデータラボは、開成理社対策の無料の発展ページです。診断で見えた優先課題を、教材の実画面(大きな問い→わかる・おぼえる・書く)で練習へつなげます。

分析方法・診断の考え方・出典を見る

分析対象:2022〜2026年度の開成中学校理科。答えをひとつずつに分けた170個を力・つまずき・単元で分類。平均点は学校公表値。出典確認の深さは設問により異なります。

問題例:問題本文・選択肢を転載せず、「何を材料に、何を答えさせたか」を独自に要約しています。

診断:開成の過去問そのものではなく、分析から見えた力を測るオリジナル12問です。偏差値・合格可能性は算出せず、家庭で見る優先順位を返します。

分類:力・つまずき・単元はステップ☆ナビによる独自分類で、学校公式の分類ではありません。