大問1|地層の傾き・断層・地震防災
地学
空間情報を同じ高さ基準へそろえ、地学知識を災害リスクへつなぐ。
難所:問1の断面作図と、問6の『断層形成』と『地表に現れること』の区別。
学習への変換:標高・地表からの深さ・方角を別の列で整理する。
2023年度の理科は70点満点で、受験者平均56.9点、 合格者平均61.5点でした(学校公表の入試結果)。 公開している39問の内訳は化学12問、物理10問、生物9問、地学8問で、 最も多く問われた力は基礎知識()です。
地学
空間情報を同じ高さ基準へそろえ、地学知識を災害リスクへつなぐ。
難所:問1の断面作図と、問6の『断層形成』と『地表に現れること』の区別。
学習への変換:標高・地表からの深さ・方角を別の列で整理する。
化学
初見の感温インク実験を、接触媒体・熱の移動方向・液体の移動に分解する。
難所:問5の誤った人物の考えを、見落とした条件から復元する問題。
学習への変換:熱が移ることと、液体が移動することを別の矢印で描く。
物理
理想的な法則を知るだけでなく、実験表のずれ・定義・重心を正確に処理する。
難所:問6の複数おもりの重心と周期計算。
学習への変換:計算前に、支点から全体の重心までの『ふりこの長さ』を図に書き込む。
生物
血液中の酸素濃度差と血流量を組み合わせ、組織へ実際に配られる量を求める。
難所:問4(2)の複数表統合。ただし計算自体は比例中心で誘導が明確。
学習への変換:『100mL当たりの差』と『1分間の血液量』を別々に求めてから掛ける。
各設問について、問われている力・ありがちな誤答・つまずきの型・次にとるべき学習行動を示します。 問題本文・選択肢・図版は転載していません。
二つの崖と地点Pの情報から、別方向の崖に見えるZ層の位置を直線で表す。
問われている力:図や言葉で表す
ありがちな誤答:地面からの深さと海抜高度を混同する、東西の情報を南北断面へそのまま写す。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
問1で得たZ層の傾きを延長し、地点Qで何m掘ればZ層に達するか求める。
問われている力:図や言葉で表す
ありがちな誤答:地点Pの15mをそのまま答える、地層の上下方向を逆にする。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
火山噴出物に見られる形状の特徴を選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:川原のれきのように丸いことを一般的特徴とする。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
れき・砂・泥の沈み方について、正しい説明を選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:粒が小さいほどすき間を通って速く沈むと考える。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
地面に段差や横方向のずれが生じた写真・説明から、現象名を答える。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:正断層・逆断層・横ずれ断層まで特定しようとして、一般名を書けない。
つまずきの型:答え方の不足
次にやること:正答に必要な要素を箇条書きにしてから、指定された形式・字数に合わせて文章化する。
海域・震源の深さ・地震規模と、断層が地表に現れるかについて三つの記述を判定する。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:『断層ができる』ことと『地表で断層が見える』ことを同一視する。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
過去に断層が発見された場所が、将来の地震でも注意を要する理由を選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:一度ずれた断層は力が解放され、二度と動かないと考える。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
災害の危険区域や避難場所を地図上に示した資料名を答える。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:地形図・地質図・避難経路図など別の地図名を書く。
つまずきの型:装置や道筋の取り違え
次にやること:操作やスイッチの状態ごとに装置図を書き直し、電流・物質・光などの経路を追う。
沸騰石が急激な沸騰を防ぐ仕組みとして正しい説明を選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:沸騰石が熱を吸収する、または大きな泡を内部に取り込むと考える。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
蒸発・沸騰温度・沸騰石の性質に関する記述から正しいものを選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:蒸発と沸騰を同一視する、沸点を常に100℃とする。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
温度で色が変わるインクを空気中に置いた実験結果から、熱を奪った周囲の物質を補う。
問われている力:条件を整理する
ありがちな誤答:色の変化だけを見て、水中実験と取り違える。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
水に入れた実験結果から、熱を速く奪った周囲の物質を補う。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:水温とインクの色を直接対応させ、熱移動の速さを比較しない。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
容器の下部を水、上部を空気に接触させたときの色分布を選ぶ。
問われている力:位置と時間の変化
ありがちな誤答:容器全体を一つの温度とみなし、上下の接触媒体を区別しない。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
中央図の色分布になった理由として、熱がどこからどこへ移動したかを選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:冷たさが水からインクへ移動したと表現する。
つまずきの型:原因と結果の取り違え
次にやること:観察事実から「原因→変化→結果」の順に矢印でつなぎ、逆向きになっていないか確認する。
周囲の水と空気がともに20℃の条件で、時間経過後の色分布を選ぶ。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:途中の対流や色分布を、そのまま最終状態と考える。
つまずきの型:変化の途中を見失う
次にやること:操作ごとに状態を時系列で残し、各区間がどの処理を受けたかを図に書き込む。
実験Aの条件を忘れて誤った考察をした太郎さんの説明に対応する要因を選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:正しい考えだけを書き、人物がどの条件を見落としたかを復元できない。
つまずきの型:条件の見落とし
次にやること:問題文の条件を「変えた条件・そろえた条件・比較対象」に分けてメモする。
全体が高温側へ変化した実験について、花子さんの考察に対応する要因を選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:熱が伝わることと、液体自体が移動することを一つの現象として曖昧にする。
つまずきの型:答え方の不足
次にやること:正答に必要な要素を箇条書きにしてから、指定された形式・字数に合わせて文章化する。
温められた液体が移動する方向を補う。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:加熱源の位置だけで下向きと答える。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
温まっていない液体が移動する方向を補う。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:温かい液体の動きだけを覚え、反対側の流れを答えられない。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
上下の流れが続くことで、液体全体がどうなるかを3字以内で補う。
問われている力:図や言葉で表す
ありがちな誤答:『対流する』など字数や文脈に合わない表現を使う。
つまずきの型:答え方の不足
次にやること:正答に必要な要素を箇条書きにしてから、指定された形式・字数に合わせて文章化する。
10往復の測定値のうち、4回目だけ約1往復分ずれた原因を選ぶ。
問われている力:実験で確かめる
ありがちな誤答:測定値のずれをすべてストップウォッチ操作の誤差とする。
つまずきの型:選び漏れ
次にやること:選択肢を一つずつ真偽判定し、全項目を確認してから回答を確定する。
おもりの個数を変えた実験で、10往復にかかる時間として適切な値を選ぶ。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:重いほど速く振れる、または遅く振れると直感で判断する。
つまずきの型:根拠のない飛び越し
次にやること:観察事実と解釈を別欄にし、資料から直接言える範囲と仮説を分けて考える。
おもりの個数を変えた実験で、10往復にかかる時間として適切な値を選ぶ。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:重いほど速く振れる、または遅く振れると直感で判断する。
つまずきの型:根拠のない飛び越し
次にやること:観察事実と解釈を別欄にし、資料から直接言える範囲と仮説を分けて考える。
振れ角を段階的に変えた測定表の傾向から、空欄に入る10往復時間を選ぶ。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:『周期は角度に関係しない』という理想則だけで、実測表の傾向を無視する。
つまずきの型:定義の当てはめ違い
次にやること:問題文の定義を短い文か式に置き換え、その定義だけを使って各候補を判定する。
振れ角を段階的に変えた測定表の傾向から、空欄に入る10往復時間を選ぶ。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:『周期は角度に関係しない』という理想則だけで、実測表の傾向を無視する。
つまずきの型:定義の当てはめ違い
次にやること:問題文の定義を短い文か式に置き換え、その定義だけを使って各候補を判定する。
ひもの長さが3cmと18cmの場合について、おもりの中心までを含むふりこの長さの比を求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:3cmと18cmをそのまま比べる、フックを含むおもりの中心を無視する。
つまずきの型:条件の見落とし
次にやること:問題文の条件を「変えた条件・そろえた条件・比較対象」に分けてメモする。
ひもの長さ38cmのふりこについて、既知データから10往復の時間を求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:ひもの長さ38cmをそのまま使う、長さが4倍なら時間も4倍とする。
つまずきの型:倍や割合の取り違え
次にやること:基準を1として倍率表を作り、何が何倍になるかを対応させてから計算する。
同じおもりを4個縦につないだ場合の重心位置を求め、10往復の時間を計算する。
問われている力:位置と時間の変化
ありがちな誤答:一番下のおもりの中心を重心とする、長さの倍率2.25を時間へそのまま掛ける。
つまずきの型:基準や単位の取り違え
次にやること:式を書く前に、基準量・求める量・単位を明記し、途中値にも単位を付ける。
ふりこの周期に影響しない条件として、正確な語句を補う。
問われている力:図や言葉で表す
ありがちな誤答:『重さ』だけを書き、何の重さか不明確にする。
つまずきの型:答え方の不足
次にやること:正答に必要な要素を箇条書きにしてから、指定された形式・字数に合わせて文章化する。
ふりこの周期を決める条件として、正確な語句を補う。
問われている力:図や言葉で表す
ありがちな誤答:単に『長さ』または『ひもの長さ』と書く。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
食物の養分が体内に吸収された後、最初に通る血管上の地点を選ぶ。
問われている力:資料を読む
ありがちな誤答:食物が胃を通る順序と、吸収後の血液経路を混同する。
つまずきの型:装置や道筋の取り違え
次にやること:操作やスイッチの状態ごとに装置図を書き直し、電流・物質・光などの経路を追う。
肺で取り込まれた酸素が、図中で最初に現れる地点を選ぶ。
問われている力:資料を読む
ありがちな誤答:肺の直後の経路が図の記号にないことを考慮せず、近い記号を選ぶ。
つまずきの型:装置や道筋の取り違え
次にやること:操作やスイッチの状態ごとに装置図を書き直し、電流・物質・光などの経路を追う。
腎臓で血液から取り除かれ、体外へ排出される液体名を答える。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:腎臓・ぼうこうなど臓器名を答える。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
心臓から体循環へ出た血液量と同じ量が通る地点を選ぶ。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:一つの臓器へ流れる部分量を、全身の血流量と同じとする。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
血液100mLが配る酸素量を、筋肉・全身平均・筋肉以外で比較して大きい順に並べる。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:血液に残った酸素量そのものを比較する、入口と出口を逆に引く。
つまずきの型:原因と結果の取り違え
次にやること:観察事実から「原因→変化→結果」の順に矢印でつなぎ、逆向きになっていないか確認する。
安静時に1分間で全身へ配られる酸素量を求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:20.0mLなど血液中の酸素総量を使う、100mL当たりを換算しない。
つまずきの型:基準や単位の取り違え
次にやること:式を書く前に、基準量・求める量・単位を明記し、途中値にも単位を付ける。
1回の心拍で送り出す血液量が変わらない条件から、運動時の1分間の心拍数を求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:5000と16000の比だけを60へ掛ける途中で計算を誤る。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
筋肉に1分間で配られる酸素量が、安静時から運動時に何倍になるか求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:酸素濃度差の倍率だけ、または血流量の倍率だけを答える。
つまずきの型:倍や割合の取り違え
次にやること:基準を1として倍率表を作り、何が何倍になるかを対応させてから計算する。
運動時の血流量と酸素供給に関する四つの記述から、誤っているものを選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:全ての選択肢を複雑に計算し、直接判定できる誤りを見落とす。
つまずきの型:条件の見落とし
次にやること:問題文の条件を「変えた条件・そろえた条件・比較対象」に分けてメモする。