大問1|食塩と砂糖の判別・混合割合の測定
化学
基本知識を、安全な実験計画・数で考える・測定誤差の説明へつなぐ。
難所:問4の飛散原因と、問5の『均一に混ぜてから採取』という実験計画。
学習への変換:器具名を覚えるだけでなく、各操作が何を確かめ、どの誤差を防ぐのかまで言語化する。
2025年度の理科は70点満点で、受験者平均52.0点、 合格者平均57.2点でした(学校公表の入試結果)。 公開している33問の内訳は化学11問、生物8問、地学7問、物理7問で、 最も多く問われた力は基礎知識()です。
化学
基本知識を、安全な実験計画・数で考える・測定誤差の説明へつなぐ。
難所:問4の飛散原因と、問5の『均一に混ぜてから採取』という実験計画。
学習への変換:器具名を覚えるだけでなく、各操作が何を確かめ、どの誤差を防ぐのかまで言語化する。
物理
与えられた表から未知の法則を発見し、複数の倍率を組み合わせて装置へ適用する。
難所:問3-5の非線形関係と、問7のばね・板・おもりを統合した多段階推論。
学習への変換:表の2行を比べ、変数が何倍のとき結果が何倍かを式にしてから未知条件へ移す。
地学
時事的な題材でも、相対運動・燃焼・気象画像という基礎モデルを使う。
難所:問1の飛行機から見える日の出回数。気象部分は基礎的だが資料対応が必要。
学習への変換:観測者・地球・太陽の三者を分け、1時間後の相対位置を図で動かす。
生物
易しい知識を確実に取り、実験条件を正しく対応させてグラフから行動特性を分類する。
難所:複数グラフの『同一個体・同一日』を正しく対応させること。
学習への変換:比較する二つのデータを先に丸で囲み、違う条件を一つだけ確認してから結論を書く。
各設問について、問われている力・ありがちな誤答・つまずきの型・次にとるべき学習行動を示します。 問題本文・選択肢・図版は転載していません。
酸性・アルカリ性の水溶液によるリトマス紙の色変化を整理する。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:酸性とアルカリ性で、変化させるリトマス紙の色を逆にする。
つまずきの型:原因と結果の取り違え
次にやること:観察事実から「原因→変化→結果」の順に矢印でつなぎ、逆向きになっていないか確認する。
味を確かめるという判別案を会話文の空欄に補う。
問われている力:実験で確かめる
ありがちな誤答:危険な方法を正しい実験手順と混同する。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
溶解や操作の前後で重さが変化しないという関係を空欄に補う。
問われている力:図や言葉で表す
ありがちな誤答:見た目が変わると重さも変わると考える。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
加熱実験で必要な安全器具を答える。
問われている力:条件を整理する
ありがちな誤答:器具名を『ゴーグル』など曖昧に書く。
つまずきの型:答え方の不足
次にやること:正答に必要な要素を箇条書きにしてから、指定された形式・字数に合わせて文章化する。
加熱後の変化から砂糖と食塩のどちらかを判別する。
問われている力:資料を読む
ありがちな誤答:白色の見た目だけで判別する。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
水を蒸発させて溶質を取り出す器具名を答える。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:るつぼ・ビーカーと混同する。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
蒸発前後の測定で比較すべき量を空欄に補う。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:体積や見た目だけを比較する。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
蒸発操作で得られた食塩0.5gと、試料2.5gから食塩の割合を求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:15.0gと14.5gの差を食塩量と捉えられない、または分母を取り違える。
つまずきの型:基準や単位の取り違え
次にやること:式を書く前に、基準量・求める量・単位を明記し、途中値にも単位を付ける。
加熱中に結晶が容器外へ飛び散り、測定値が小さくなる原因を説明する。
問われている力:実験で確かめる
ありがちな誤答:『蒸発した』だけで終え、食塩自体が失われた現象を書かない。
つまずきの型:答え方の不足
次にやること:正答に必要な要素を箇条書きにしてから、指定された形式・字数に合わせて文章化する。
容器内の混合割合を正しく推定するため、試料を取り出す前に行う操作を答える。
問われている力:実験で確かめる
ありがちな誤答:取り出した後に混ぜる、または複数回測るだけで偏りの原因を除かない。
つまずきの型:原因と結果の取り違え
次にやること:観察事実から「原因→変化→結果」の順に矢印でつなぎ、逆向きになっていないか確認する。
表1の荷重10gと縮み0.25cmから、ばね定数を求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:分母と分子を逆にする。
つまずきの型:基準や単位の取り違え
次にやること:式を書く前に、基準量・求める量・単位を明記し、途中値にも単位を付ける。
巻き数とばね定数の反比例関係を読み、巻き数が8倍のばねを推定する。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:比例だと思い込む、243÷8を行わない。
つまずきの型:倍や割合の取り違え
次にやること:基準を1として倍率表を作り、何が何倍になるかを対応させてから計算する。
金属線の断面積とばね定数の関係を表から見抜き、未知の太さを求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:54:121.5をそのまま太さの比とする。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
ばね全体の太さとばね定数の関係を表から読み、面積比1:9に対応する定数比を求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:面積比9をそのままばね定数比とする。
つまずきの型:倍や割合の取り違え
次にやること:基準を1として倍率表を作り、何が何倍になるかを対応させてから計算する。
問2~問4で見いだした複数の関係を組み合わせ、未知のばね定数を推定する。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:比較基準となるばねを誤る、倍率を一つ落とす。
つまずきの型:基準や単位の取り違え
次にやること:式を書く前に、基準量・求める量・単位を明記し、途中値にも単位を付ける。
自然長と並列接続による縮みの変化を使い、仕切り左側のばねの長さを求める。
問われている力:数で考える
ありがちな誤答:装置全体の長さと、ばね1本の縮みを混同する。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
異なる自然長・ばね定数の2本で棒を支え、力の分担からおもり位置の比を求める。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:板の重さを均等配分しない、反力比と距離比を同じ向きにする。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
飛行機の移動と地球の自転を対応させる説明文で、日付に関する空欄を補う。
問われている力:位置と時間の変化
ありがちな誤答:東西の方向を逆に捉える、日付変更線を無条件に持ち込む。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
飛行機の移動と地球の自転を対応させる説明文で、時刻に関する空欄を補う。
問われている力:位置と時間の変化
ありがちな誤答:時計の時刻と太陽の見かけの位置を切り離して考える。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
自転と反対向きに同じ角速度で進む飛行機から、24時間に見る日の出回数を求める。
問われている力:位置と時間の変化
ありがちな誤答:移動体上の観測と地上の1日を同一視する。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
自転と同じ向きに同じ角速度で進む飛行機から、24時間に見る日の出回数を求める。
問われている力:位置と時間の変化
ありがちな誤答:地球と飛行機の角速度を相殺してしまう。
つまずきの型:倍や割合の取り違え
次にやること:基準を1として倍率表を作り、何が何倍になるかを対応させてから計算する。
H3ロケットの燃焼に必要な『燃やすもの』を答える。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:燃料と酸素を逆にする、ロケット固有の難しい物質名を探す。
つまずきの型:原因と結果の取り違え
次にやること:観察事実から「原因→変化→結果」の順に矢印でつなぎ、逆向きになっていないか確認する。
台風の目の雲や気流の状態として正しいものを選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:台風中心は最も上昇気流が強く、雲が厚いと考える。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
衛星雲画像の雲の厚さ・位置から、対応する降水量分布を選ぶ。
問われている力:位置と時間の変化
ありがちな誤答:雲の有無だけを見て、東西・地域の対応を確認しない。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
複数時刻の雲画像を、雲域の移動から時間順に並べる。
問われている力:位置と時間の変化
ありがちな誤答:個々の雲の形だけを見て、全体の移動方向を使わない。
つまずきの型:位置や向きの取り違え
次にやること:方角・上下・左右・時刻などの基準を図に固定し、一段階ずつ位置を更新する。
昆虫の脚の本数を答える。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:クモの8本と混同する。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
クモの脚の本数を答える。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:昆虫の6本と混同する。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
不完全変態をする昆虫を選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:チョウなど完全変態の昆虫を選ぶ。
つまずきの型:似た知識の取り違え
次にやること:似た用語・現象を2列で並べ、共通点と区別点を言葉にしてから選択肢へ戻る。
1日目Aと1日目Bのグラフを比べ、移動後に巣が小さくなった個体の特徴を選ぶ。
問われている力:条件を整理する
ありがちな誤答:別個体や別日を比較してしまう。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
1日目Aと1日目Bのグラフを比べ、移動後もほぼ同じ大きさの巣を作る個体の特徴を選ぶ。
問われている力:資料を読む
ありがちな誤答:絶対値だけで比較し、前後差を見ない。
つまずきの型:比べる相手の取り違え
次にやること:比較する二つを先に囲み、同じ基準・同じ時刻・同じ個体になっているか確認する。
実験結果からクモaに対応する行動タイプを選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:用語の印象だけで選び、グラフ根拠を使わない。
つまずきの型:根拠のない飛び越し
次にやること:観察事実と解釈を別欄にし、資料から直接言える範囲と仮説を分けて考える。
実験結果からクモbに対応する行動タイプを選ぶ。
問われている力:基礎知識
ありがちな誤答:aとbを逆に対応させる。
つまずきの型:原因と結果の取り違え
次にやること:観察事実から「原因→変化→結果」の順に矢印でつなぎ、逆向きになっていないか確認する。
クモの行動タイプと、巣の作り方の説明を対応させる。
問われている力:資料を読む
ありがちな誤答:本文の定義と実験結果を別々に処理する。
つまずきの型:定義の当てはめ違い
次にやること:問題文の定義を短い文か式に置き換え、その定義だけを使って各候補を判定する。