第1部|読む
数字だけでなく、「どんな問題か」を見ながら考える。
麻布社会の中心は、細かい一問一答の量でもありません。毎年ひとつのテーマを最後まで追うこと、そして知識・資料をつなぎ、別の主体から見て短く書くことです。
一題一テーマ。入口で足場を打ち、出口で立場を変えます。
2022外国人と日本社会、2023水道・公共サービス、2024学校・教育、2025文字・本・読むこと、2026森林と人間。5年とも年度テーマは1つです。冒頭の知識は杭で、終盤は別の主体から評価します。
思考段階で分けると、足場19/つなぐ16/立場を変える30。出口の中核は立場を変えるです。
この順番が、麻布社会の型です。
記述は約7割。差はつなぎ方と視点の切り替えに出ます。
記述を含む問は45(69.2%)。感想文ではありません。知識と資料を結び、『AだからB、BによってC』の2段階を短く書きます。
さらに麻布では、政府・住民・外国人など別の主体の利害から同じ出来事を見直す問いが30(46.2%)あります。
知識は足場。資料単独でも知識単独でも終わりません。
主能力は知識接続32、統合・評価14、知識再生11、資料読解8。知識再生だけで終わる問は少なく、K2+K3が46(70.8%)です。
地図・図表・史料は本文と接続して使います。終盤は、難民・公共料金・学校教育・読書・森林保全など、現代課題を別の立場から評価します。
家庭で見るべきは、この4つです。
知識を足場
人物・制度・用語を、後続問題の土台として置く
本文・資料
本文・表・地図から事実と条件だけを取る
知識×資料
知識1個+資料情報を線で結び、1文の因果にする
立場を変える
別の主体の利害から、利点と課題まで評価する